「しつけ」といっても、犬の本能や性格は、変えることはできません。
できるのは、行動を変えること。
「しつけ」という言葉のほうがわかりやすいかもしれませんが、私たちはしつけを「社会化トレーニング」と考えています。
人間に都合のよいルールを自然とおぼえて、犬たちからすすんで人間の社会に馴染んでいく・・・なんてことはありません。
犬たちが、人間とともに生きるために必要な知恵や経験を身につけていくことは、教えてあげなければできないことなんです。
たとえば、次のイラストを見てください。
もし、あなたが人間の赤ちゃんだったら、いきなり知らない犬に馴れ馴れしくされたら・・・怖いにきまってますよね。
赤ちゃんだから、言葉は話せません。
そうしたら、泣くしかないと、思いませんか?
犬たちも同じです。なれない出来事には、不安だし、怖いのです。
それに、犬にだって、感情があります。
人間の都合よく、なきやんだり、甘えたり、おとなしくしてくれるわけではないんです。
人間から見たら、イタズラだったり、攻撃だったりしても、犬たちにとっては、ただ怖いから抵抗しているだけのときだって、ありますよね。
ですから私たちは、犬たちにだけ、一方的に人間のルールを押し付けるやり方は、行いません。
正しい行動を教えて、正しい行動ができたら褒める。
不必要に厳しくしなくても、犬たちはちゃんと覚えてくれます。
飼い主さんとともに、幸せに生きていくために必要である、適切なコミュニケーションを
飼い主さんにも、犬たちにも、伝えていかれるように、精一杯サポートいたします!
次のようなお悩みやご希望をお持ちの飼い主さん、ぜひご相談ください。
特に仔犬の社会化期(生後8~16週齢)は、恐怖心よりも好奇心が強いため
この時期に適切な社会化トレーニングをおこなうことで、将来の無駄吠えや噛みつき、過剰に何かに怖がるなどの確率を、グンと減らすことができます。
愛犬のためにも、人との正しいコミュニケーションを学ぶ機会や、さまざまな経験をするチャンスを与えてあげましょう。